記事 · 陶芸 2026-04-24

陶芸の釉薬選び:初心者が知るべき基本の四種

透明釉・白釉・鉄釉・灰釉の特徴と、どんな土に合うかを解説

Blue Cabin Studioスタジオ
陶器市で、長い台に並んだ器を見て回る人(イメージ写真)

陶芸を始めて、形を作ることに少し慣れてくると、次に悩むのが釉薬の選び方です。釉薬は、焼き上がりの色と質感を決める重要な要素です。でも、種類が多すぎて、どれを選べばいいか分からなくなることがあります。この記事では、入門者が最初に知っておくべき四種類の釉薬について、具体的な特徴と使い方を解説します。

透明釉:土の色を活かす

透明釉は、その名の通り焼き上がりが透明になる釉薬です。土の色や質感をそのまま見せたいときに使います。信楽土に透明釉をかけると、土の温かみのある色がそのまま出ます。

透明釉は、絵付けをした上にかけることもできます。下絵具で描いた模様の上に透明釉をかけると、模様を保護しながら光沢を出すことができます。

白釉と鉄釉:対照的な二つの表情

白釉は、焼き上がりが白くなる釉薬です。土の色を隠して、清潔感のある白い器を作りたいときに使います。白釉の中にも、マット(艶消し)とグロス(光沢あり)の種類があります。

鉄釉は、酸化鉄を含む釉薬で、焼き上がりが茶色から黒になります。素朴で力強い表情が出るため、日常使いの器に向いています。焼成雰囲気(酸化焼成か還元焼成か)によって、色が大きく変わります。

灰釉:薪窯の醍醐味

灰釉は、木灰を主成分とする釉薬です。薪窯で焼くと、炎の流れや灰の降り積もりによって、一つとして同じ表情にならない景色が生まれます。

灰釉の発色は、灰の種類と焼成温度によって大きく変わります。ナラ灰は青みがかった透明感、クヌギ灰は温かみのある黄緑になりやすいです。電気窯でも使えますが、薪窯との相性が特に良い釉薬です。

釉薬は、使ってみないと分からないことが多いです。同じ釉薬でも、土の種類や焼成条件で結果が変わります。小さなテストピースを作って試すことを、習慣にしてみてください。

作った器を食卓で使う場合は、使った釉薬が食器向けかどうかを、販売元の表示や説明書で確認してください。

#陶芸#釉薬#入門#焼成

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